現役医師によるお薬の正しい使用法と解説ブログです。ジェネリック医薬品とブランド医薬品の違いやお薬の正しい服用方法などを解説。

AIDSとHIVの違いとは

2013
09/12

AIDSとHIVとはどう違うのでしょうか?

HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)のことで、AIDSになる原因のウイルスのことです。このウイルスは風邪などの病気から守る免疫の働きをする細胞に感染し、増殖します。このことにより、普段は感染しない病原体にも感染しやすくなり、さまざまな病気を発症します。この病原体に弱くなってしまい、通常ではかからないような病気にかかる状態になって初めてAIDS(後天性免疫症候群)と診断されます。

つまりHIV感染初期はまだ免疫機能が比較的保たれていることが多く、必ずしも“HIVに感染したこと=AIDS”というわけではありません。

HIVに感染した後は、(1)感染初期(急性期)、(2)無症候期、(3)エイズ発症期の経過をたどります。HIVに感染してから2~6週間の初期では、50~90%の方に発熱などの風邪のような症状がみられることもありますが、多くは数週間で消失します。その後、無症候期(症状のない時期)に入ります。無症候期は数年〜10年以上続く人もいますが、感染後、短期間のうちにAIDSを発症する人もいます。

つまり、HIV感染していても基本的には無症状であるため、検査をしないと本人は気づくことはありません。検査をしない場合には、感染に弱くなったAIDSになって初めて既に感染していたことに気づくことになります。

簡単にHIVとAIDSをまとめると、以下のようになります。

HIV感染: 原因ウイルスが体内に入ってきている状態。(症状は問わない。)
AIDS: 既にHIV感染している状態で、免疫力が低下し、通常かかり得ない病気にかかる状態。

原因ウイルスとしては同じですが、病態が進んでいるかどうかの違いと言えると思います。

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プロフィール

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【ニックネーム】すぎやま先生
【性 別】男性 【血液型】A型
【専 門】内科医

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