現役医師によるお薬の正しい使用法と解説ブログです。ジェネリック医薬品とブランド医薬品の違いやお薬の正しい服用方法などを解説。

尿酸を下げる薬とは

2013
05/29

尿酸を下げるためには、これまでご紹介した食生活や生活習慣の改善がもちろん必要になってきます。ただし、尿酸値が8.0mg/dLを越えてくるようになると、薬の手助けも必要だと考えます。(もちろん、医師によって、患者さんによって薬を導入するタイミングは異なるので、受診されている方は医師にお任せしてください。)

尿酸を下げる薬は、ザイロリックといいます。尿酸の生合成をおさえ、体内の尿酸を減らします。尿に排出される尿酸が減少するので、尿路結石を合併している人にも向いている薬です。

おもに腎臓から排泄されるので、腎臓が悪い方には用量調節をおこなう必要があります。

飲み合わる場合に容量調整が必要な薬としては、喘息の薬のテオフィリン(テオドール)、抗凝血薬のワーファリン、抗けいれん薬のフェニトイン(アレビアチン、ヒダントール)などです。

容量としては100mgを1日1回1錠から開始します。(少なくとも1週間は1日1錠のままにしてください。)それでも値が下がらなければ、1日2、3錠まで増やしていきます。増やした場合には1日2回もしくは3回に分けてください。

もともとザイロリックを服用していない方で、痛風発作が起きてしまった場合には、必ず受診してください。受診しないで発作中に、ザイロリックを服用してしまうと、かえって症状が悪化してしまうこともあります。発作中にはまず、消炎鎮痛剤にて腫れを抑えることから治療をはじめ、しばらくして落ち着いてからザイロリックなどの尿酸を下げる薬を開始します。

飲みはじめに、かえって痛風発作を起こしてしまうことがあります。尿酸の結晶が関節から溶け出すためです。この現象は良くなる過程ですから、ある程度様子をみるしかありません。

関節にたまった尿酸が排泄されると、その後は発作が起こらなくなります。薬の量をかえたり、中止したりしない方がいいことが多いですが、医師に相談してください。

重い副作用がでる頻度はかなり少ないのですが、治療開始後に発疹や発熱、のどの痛みなどいつもと違う症状が出るようであれば、すぐに受診してください。

健康診断で尿酸値が高いと言われても、症状(痛風)がでなければ受診されない方もいらっしゃると思います。ただし、放っておくと痛風になり、かなりつらい思いをされますので、ご自身のためにも生活習慣、食生活の改善と、必要であれば、内服治療を行ってください。

どうしても受診する時間がない方は、放っておくよりかはザイロリックを1日1回1錠服用していただいて、次の健康診断でまだ高いようであれば、2錠に増量する形でもいいかも知れません。

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プロフィール

先生イラスト

【ニックネーム】すぎやま先生
【性 別】男性 【血液型】A型
【専 門】内科医

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