現役医師によるお薬の正しい使用法と解説ブログです。ジェネリック医薬品とブランド医薬品の違いやお薬の正しい服用方法などを解説。

今流行の炭水化物ダイエットの危険性

2012
08/15

炭水化物ダイエット炭水化物を食べない(もしくは過剰に控える)ダイエットが、長期的には良くないという報告が出ましたのでご紹介したいと思います。

ハーバード大学の研究では、炭水化物を制限するダイエットを長期間続けると、心筋梗塞や脳卒中になる危険が高くなるようです。

炭水化物と心筋梗塞、脳卒中の関係

スウェーデンの30~49歳の女性43396人の食生活を調査し、その後平均約16年間で心筋梗塞や脳卒中などの発症を追跡調査し、実際に心筋梗塞や脳卒中が起こった1270人の方を、炭水化物とたんぱく質の摂取量によって10段階に分けて分析しています。

  • 炭水化物の摂取量が1段階減る→発症の危険が4%upする。
  • たんぱく質の摂取量が1段階増える→発症の危険が4%upする。
  • (炭水化物を抑えた分、たんぱく質などの他の栄養素を摂る量が増えています。)

また、日本糖尿病学会の理事長からも炭水化物の過剰な制限しないような声明を出しています。

「糖質制限食は、糖尿病の治療やダイエット目的で国内でも急速に広まっているが、炭水化物を総摂取カロリーの40%未満に抑える極端な糖質制限は、脂質やたんぱく質の過剰摂取につながることが多い。

短期的にはケトン血症や脱水、長期的には腎症、心筋梗塞や脳卒中、発がんなどの危険性を高める恐れがあり、現在一部で広まっている糖質制限は、糖尿病や合併症の重症度によっては生命の危険さえあり、勧められない」といった内容です。

確かに、炭水化物を抑えている方で、減量に成功した方も多くいらっしゃるとは思います。ただし、どの栄養素も極端に減らすこと、摂りすぎることは良くないことかも知れません。

また、薬以外の情報も、皆さんに提供させていただきたいと思います。

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プロフィール

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【ニックネーム】すぎやま先生
【性 別】男性 【血液型】A型
【専 門】内科医

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