現役医師によるお薬の正しい使用法と解説ブログです。ジェネリック医薬品とブランド医薬品の違いやお薬の正しい服用方法などを解説。

ディオバン(降圧薬)の報道について

2013
08/05

最近、新聞紙等でディオバンに関する報道をご覧になった方も多いと思います。ディオバンは血圧を下げる薬(降圧薬)で、日本でも多く処方されております。

ご興味をお持ちの方も多いと思いますので、今回の報道に関して私なりにわかりやすく説明させていただきたいと思います。

ディオバンの医師としての研究

医師は多くの患者様に処方しているうちに、他の薬と比べて、こういう他の効果が出てきたという印象を受けることがあります。それは、いい効果の時もありますし、悪い効果(副作用)のこともあるかも知れません。

研究では、同じ病気の患者さんでも、薬Aを服用した場合には、薬Bを服用していた患者さんと比べて、どういう差があるのかを調べることができます。2つの効果が変わらないという結果になることもありますし、場合によっては薬Aの方がいい効果が得られたという結果になるかも知れません。そういったデータの蓄積と、医学雑誌への報告によって、世界の医師がより良い治療を知ることができ、結果的に患者さんに還元されています。

ディオバンの何が問題だったのか?

血圧が高い方は、脳梗塞、心筋梗塞になりやすいということをお聞きになった方も多いと思います。“同じくらい血圧が下がった時に、ディオバンは、他の薬を使った場合に比べて脳梗塞や心筋梗塞などが起こりにくい”とある日本の大学の先生が報告されました。

しかし、データの改ざんがあり、実際には、他の薬と何も差がないことがわかり、その報告は撤回されました。嘘のデータを報告していたということです。

その報告に、販売メーカーが関与していたことがわかっています。薬のプロモーションのために、嘘のデータを出していたということになります。

現在ディオバンを服用されている方へ

このような報道をご覧になって心配な方も多いと思います。“結果的には、他の薬と変わらなかった。“ということが結論であって、血圧を落とす効果に関しては、十分あると思います。

それでも心配である、もしくはこのようなやり方をする企業の薬は使いたくないということであれば、主治医の先生に言っていただければ、他剤に変更していただけることも多いと思います。(なお、ジェネリックに関しては、成分は同じですが、発売元はこの企業ではありません。)

ベストケンコーでディオバンを服用されている方へ

ディオバン80mgミカルディス40mg

と考えてもらっていいと思います。以前にも血圧のコントロールの仕方に関しては書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。

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プロフィール

先生イラスト

【ニックネーム】すぎやま先生
【性 別】男性 【血液型】A型
【専 門】内科医

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