現役医師によるお薬の正しい使用法と解説ブログです。ジェネリック医薬品とブランド医薬品の違いやお薬の正しい服用方法などを解説。

エボラ出血熱とは

2014
12/29

今年、西アフリカを中心に流行しているエボラ出血熱は、12/11のWHO(世界保健機関)の発表では感染者18152人、死者6548人と死亡率が通常の病気より高いのが現実です。現在は残念ながら根本的な治療法が確立しておりません。

エボラ出血熱は死亡率が高い疾患ですが、インフルエンザや風邪のように簡単に人から人にうつる病気ではありません。患者の血液や下痢などの体液に直接接触することで感染します。また、特効薬のようなものはありませんが、点滴などの適切な全身管理を行うことが重要です。感染者の死亡率は、先進国でエボラの治療を行った場合に、アフリカ諸国で治療を行った場合に比べて低くなることも報告されております。

では、エボラ出血熱はどのような症状なのでしょうか。突然の発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、咽頭痛から、次いで、嘔吐、下痢、胸部痛、出血(吐血、下血)等の症状などを起こします。しかし、これらの症状が全て出現するわけではなく、人によって異なります。病名に“出血”とついていますが、皆が出血するわけではありません。

一番大事な事は、感染が多い地域に行っていたということです。一般的にはエボラウイルスに感染してから症状が出るまでに数日~21日かかります。症状もかぜとも鑑別がつかないことが多いため、流行国から帰国されてから3週間以内にかぜや下痢などの症状が出た場合には、万一の場合を考え、直接医療機関を受診せずに、まずは、保健所に連絡をしてください。

流行国に行っていたことを隠す(もしくは言わない)ことは、感染を広げるという観点だけでなく、診断できずご自身の治療も遅れ、悪化してしまうことになりますので、流行国から帰国して間もない場合には多分大丈夫だろうと考えていても、保健所に相談なさってください。

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プロフィール

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【ニックネーム】すぎやま先生
【性 別】男性 【血液型】A型
【専 門】内科医

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