現役医師によるお薬の正しい使用法と解説ブログです。ジェネリック医薬品とブランド医薬品の違いやお薬の正しい服用方法などを解説。

インフルエンザの治療薬について

2012
02/07

個人輸入タミフル日本ではインフルエンザと診断されると昔からタミフルやリレンザ等といったインフルエンザ治療薬が積極的に処方されていましたが、欧米では数年前まで、インフルエンザと診断されても、ご高齢の方や多くの病気をお持ちの方しか処方されず、基本的にはそのまま様子を見ることが多かったようです。

しかし、近年、新型インフルエンザの登場もあり、インフルエンザの治療薬を飲まなかった方が肺炎など重症化し、もともと健康であった方でも死亡してしまうことがわかり、欧米でも健康な方の場合にもインフルエンザ治療薬が処方されるようになっているようです。

インフルエンザ治療薬の種類

現在、インフルエンザの治療薬として、4種類です。内服薬はタミフル、吸入薬はリレンザとイナビル、注射薬のラピアクタというものがあります。使い分けに関しては正直医師としても難しいところですが、タミフルやリレンザは発売から10年くらい経ち、過去のデータから信頼性もあることから、多く処方されている印象を受けます。

タミフルに関しては、数年前に飛び降りなどの異常行動でクローズアップされました。因果関係があるのかは未だわからないままです。

異常行動を見られた10代の方の内服は控えるべきと言われていますが、成人には、今でも多く処方されており、医療関係者の中でも使用されています。

2011年3月に日本感染症学会から出されたインフルエンザ治療の指針(医師が治療の参考にする文書)では、入院が必要なレベルのインフルエンザでは、タミフルの使用を考慮し、外来で治療可能なレベルでは、タミフル、リレンザ、イナビルの使用を考慮すると書かれています。タミフルは重症のインフルエンザに学会から薦められている信頼の高い薬です。

予防投与について

同居家族などにインフルエンザにかかった方がいらっしゃるなど、インフルエンザに感染している方と接触した場合に、下記の方は重症化しやすいという理由で、病院で発熱していなくてもインフルエンザ薬を処方して予防的に内服することが薦められています。しかし、難点としては予防投与では保険が効かないということです。

インフルエンザ予防の保険適用

インフルエンザ予防が保険適用となる場合は、下記の通りです。

  • 高齢の方(65歳以上)
  • 基礎疾患を持つ方 慢性呼吸器疾患(喘息、COPD、肺線維症、肺結核など)、慢性心疾患(弁膜症、慢性心不全など)、代謝性疾患(糖尿病、アジソン病など)、腎機能障害(慢性腎不全、血液透析、腎移植後など)、免疫機能不全(ステロイド内服など)
  • 妊娠中の方
  • 乳幼児

病院などでは、入院患者さんがインフルエンザになった場合には、同室の患者さんや、その部屋を担当した看護師、担当の医師が予防内服することが多いです。

予防的に内服される場合には、成人の場合はオセルタミビル(タミフル)を1日1回75mg1錠で7~10日間服用します。治療の方とは服用方法が異なるので注意なさってください。

発熱する様であれば、途中から1日2回朝・夕に1錠ずつに切り替えてください。

タミフルは個人輸入でも入手することができます。

アンチフルはタミフルのジェネリックです。

個人輸入の活用方法

・予防投与の場合
予防投与の場合には、保険が効きませんので少なくともジェネリックを使用すると間違いなく安くなります。また、病院ではご紹介させていただいたように、病気をお持ちの方しか処方してもらえません。どうしても服用したいという方はご自身で購入するしかありません。

・発熱などの症状が出た方
同居家族でインフルエンザと診断された後に、ご自身が発熱した場合にはインフルエンザである可能性が限りなく高いと思います。受診されて検査キットでインフルエンザと診断がつかなかったとしても、既にインフルエンザと診断された方と全く症状が異なる場合を除き、病院ではインフルエンザを疑います。この様な場合には、服用してもいいと思います。


用法

タミフルもしくはアンチフルを
予防投与の場合:1日1回 1錠(75mg)を内服。7~10日間
発熱した場合:1日2回 朝・夕 75mgを1錠ずつ
(タミフルでもアンチフルでも同じ錠数です。)

10代の方、腎臓の機能が悪いと言われている方はご自身の判断で服用しないようお願いします。

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プロフィール

先生イラスト

【ニックネーム】すぎやま先生
【性 別】男性 【血液型】A型
【専 門】内科医

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